祝☆刊行!小泉零也『僕は登校拒否児である』
『僕は登校拒否児である』(小泉零也/著 定価1800円+税)ができあがりました!!!
―「学校に適応できずに登校拒否になり、社会人として自立することもできない」というのは、決して不健康な状態ではありません。不健康な社会に対して抵抗している真摯な姿だということができます―
―確かに登校拒否は認められ始めているが、そこから先の状況は昔と少しも変わらない。すなわち、管理社会に対する抵抗が許されるのはせいぜい大学卒業の年齢ぐらいまでで、そこから先は既成の体制の枠の中に入るしか生きる道が開かれていないのだ―
ー真の解決は、学校に再び登校するようになることでもなければ、今ある社会に適応して体制に忠実な社会人になることでもありませんー
小学5年生のときに学校に行けなくなり精神科閉鎖病棟に強制入院させられた著者は、心に深い傷を負い、孤立し苦悩する長い時間のなかで、学校に行けない、行かないということが何を意味する行為なのかをあきらかにしていきます。
本書は、1980年代から書きためられた原稿をはじめ、詩や断章をまとめた自叙伝であると同時に、これまで深められずにきた不登校問題の本質を議論するための重要なテキストであり、歴史的資料でもあります。
人間を疎外する資本主義一点張りになった競争社会を根源から問い続ける著者、小泉零也の聞かれてこなかった声の一つひとつが、いまこそ多くの人のもとへ届いてほしいメッセージとなって現れています。
また、著者が現在、熱意を傾けて創作している版画8点をカラーで収録しています。とてもすてきな作品です。
そして推薦の帯文を、著者と親交の厚い内田良子さん(心理カウンセラー)がお寄せくださいました。
いま学校に行っていない子どもの立場の人にも、社会に適応しなければと追いつめたり追いつめられたりしているおとなの立場の人たちにも、ぜひ、読んでいただきたい一冊です。
●ご購入は、いけふくろう書店(伊藤書佳)に直接注文をお願いします。
fumik-110@eco.ocn.ne.jp まで、送り先、お名前、部数をお知らせください。
書籍代(1800円+税)に加え、送料(1冊の場合180円)をお願いいたします。
ご注文をいただきましたら、振込先等をご連絡いたします。お支払いをいただいてからの発送となりますこと、ご了承ください。
●ゆくゆくはネット書店でも購入できるようにする予定です。
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